「とりあえず…進むか」
「ん」
辺りに気を配りながら、前へ進む。
なんか出てきたら困るし…
つーかどーなってんだ、ここ。
進んでも進んでも森しかねぇ。
出口とかねぇのかよ…
「なぁ、これ、この道、あってんのかなぁ?」
「…はぁ…は…ん、どやろ…」
刀儀の息が荒い。
「!!…おまっ…大丈夫か!?」
横を見ると、苦しげに息を吐いている刀儀の姿。
「はっ…なんや、契嗣はなんとも…ないんか…よかった…な」
もしかして…魔力が身体から出てんのか…?
「何言ってんだ!お前、やべぇぞ。とりあえず…えぇと…あ、俺の魔力わけてやっから、ちょっと座れ」
俺は自分の魔力を集め、刀儀に注ぎ込んだ。
刀儀の身体に、薄い膜のようなものができる。
よし、成功だ。
魔力は命と同じ。
とりあえず…魔力を外に出さなければ刀儀の命は大丈夫なはずだ。
つか、身体の重さの原因って…何なんだよ。
つか俺何でなんともねーんだよ、クソが。


