さてと。
「行くか、刀儀」
「…ん。準備万端や」
俺達は顔を見合わせ、そして穴へ近づいた。
その瞬間。
「「うわっ!?」」
穴がブラックホールのように、俺達を吸い込んだ。
一瞬の出来事で、何がなんだかわからぬまま、俺達がついた場所は…
ドサッ
「いってぇ……」
「…なんやねんな…もう…」
尻餅ついて落ちたから、尻摩りながら辺りを見渡す。
森…らしい。
あれ…元居たとことあんま変わんねーし。
ふと後ろを見ると、小さな岩の合間の穴が周り池みたいなのに囲まれている。
つーか、身体戻ってるし…
「おい刀儀、どうする…?」
「どうするって…真っ暗やしなぁ…ていうか…何や…身体重ない?」
「ん?…そーか?」
身体が重い…?
もしかして…魔界と違うとこだから?
重力がどーたらこーたら言ってたもんな、ジジィ。


