「ただ…少しひっかかることがある」
「?何だよ」
ジジィは首を傾げながら長い髭を触り、少しの間考え込むように俯いた。
「祖父のドルーガの息子はワシの父、キジィームしかおらん。では、ケイシの言っていた者がドルーガとすると、ドルーガの言っていた"息子には愛する者を娶らせなかった"というのはどういう意味じゃろうか。ワシの母は、キジィームが望んだ結婚相手じゃなかったということなんじゃろうか…」
そうか。
…もしアイツがドルーガなら………そういうことになるかもな…
じゃあ、ジジィ達はその望んだ結婚相手じゃない人との間に産まれた子だ。
それなら…今までの息子に対しての酷い扱いについても…少しは頷ける。
「ワシの母は、弟、ガルディを産んだ後すぐに亡くなった。病気がちだったらしいんじゃが…よくは知らん。ガルディを産み、体力が尽きて亡くなったんじゃろう」


