けどばぁちゃんは、
「…死な…ないさね。大丈夫…男が…泣くんじゃない…よ。しっかり…しな」
そんな声でも聞き取ってくれ、力が入らないくらい弱っているのに、抱きしめるように腕で俺を包んでくれた。
「ばぁちゃ…ばぁちゃん…」
"どうしてこんなことになったんだろう"
何が何だか分からない俺には、考えるということさえも無理に等しかった。
「契嗣、よくお聞き」
よく通る、声だった。
「…あんたは、あたしの孫だ。…だから、言っておきたいことが…ある」
「……え?」
「契嗣、あんたは…人を護れる強い男になるんだよ…」
「ばぁちゃ……」
「約束…さ」
ドサッ
「………………嘘だ…嘘だ…うそだぁっ!!」
目の前に横たわって、もう息をしていないばぁちゃんを見て、呼吸が困難になる程に心狂った。
「ばぁちゃんは、死なないって…死なないって…!!誰がばぁちゃんを…誰がばぁちゃんをぉっ!!」


