「(俺がまもるって言ったのに………)」
グッと胸元の服を、右手で握りしめた。
それから、頭が真っ白になって……
……………そのあと、何があったか覚えてない。
ただ、何か俺がしたってことだけ。
それだけは分かった。
だって…俺が次に意識が戻ったとき…
目の前には、荒れ果てた中庭が広がっていたから。
「な…なんだ…これ……」
目の前の光景に、呆然とした。
俺は座り込んでいて…………ばぁちゃんに、抱きしめられていた。
「ば…ばぁちゃん………ばぁちゃっ…」
目からは、何故か涙が出ていた。
それは、
「はぁ…くっ…はは、契嗣…バカだねぇ、あんたは」
ばぁちゃんが苦しそうに、息も切れ切れで俺の名前を呼んでいたから。


