「ばっちゃ…ばぁちゃん!!!」
ドンドンドンッ
ドンドンドンッ
「そなたを呼んでいるようだが?」
「………違う。あたしじゃない誰かを呼んでいるんさ」
「………ばぁちゃんを…俺はよんでんのに…」
ばぁちゃんが何故か俺を孫じゃないと言うことに、脱落したように酷く落ち込んだ。
「……あたしはね、あんたに連れて行かれる気はないよ」
「無理にでも連れて行く。…行け」
「「はっ!!」」
シュッカキンカキンッ
ドサッバキッ
何か激しい音が聞こえて来た。
人も増えたようだった。
「ばっ…ばぁちゃ………」
急に不安になって、俺は戸に縋り付いた。
ぐあっと熱いものが込み上げ、目には涙が溜まっていた。


