それから俺は、家の中を走り回ってばぁちゃんを探した。
「ばぁちゃーん!!」
ドタドタドタッ
「ばぁちゃーーんっ!!」
ドンッ
「うわぁっ!!」
ドテッ
何かにぶつかって、俺は跳ね返って尻餅をついた。
「いってぇ…(泣)」
「あぁあぁ…何やってんだい、契嗣。元気なのも良いけど、少しは落ち着いたらどうさね」
「ばぁちゃん!!」
上を見上げると、呆れた顔したばぁちゃん居た。
「尻餅ついたんかい?よしよし、大丈夫さ。すぐ治るさね」
俺の頭を撫でたばぁちゃんは、俺の手を引っ張り、中庭に連れて行ってくれた。
「なぁ…ばぁちゃん。父ちゃんと母ちゃんは、なにしに行ったんだ?」
俺がばぁちゃんを見上げると、
「…大切なものを護るお仕事さね」
ばぁちゃんは俺を見ないまま、その一言だけ言い、中庭にある石の椅子に座った。


