「不良と?自分の力を確かめたかったのかの?」
俺はジジィの言葉を聞きながら、膝に手をついた。
「まぁ…それもあっけど…弱い自分が嫌だったんだよ。だから、強くなりたかった。何でも…何もかもを護れる強い人間になりたかったんだよ」
「何かあるんじゃろ。お主の中には」
「……………」
「そんな迷いのある顔じゃあ、今戦ってもつまらんの」
「…!!」
迷い…俺に、迷い?
「過去から自分を解き放とうと、もがくのは良いことじゃ。しかし、絡まりついてしまっては意味がない」
「……………」
ジジィはそう言いながら、ドカッとその場に座った。


