「今はそう感じて自分を卑下しておるんかもしれんが、後から分かってくるじゃろう。自分を見定められるときがくる」
……そういうもんなのかな。
「坊主、手が休まっとるぞ。油断するな!」
ドカッ
「グハッ!!」
俺はジジィに腹を殴られ、遠くの木まで飛ばされた。
ドンッ
「くはっ…」
木に打ち付けられた背中が痛ぇ。
「ジジィのくせに、ジジィじゃねぇんだからよ…」
俺は血で気持ち悪い口元を拭い、立ち上がった。
「お主、下界に居たときは何をしとったんじゃ?」
ふと、ジジィからそう尋ねられた。
「ぁあ?あー…路地裏暮らしで、不良といつも戦ってた」
何故か負けてばっかだったけどな。
何故でもねぇか。俺弱ぇし。


