カミツグ!!〜The six elements.〜


「木の自然魔法で、ワシの心臓に蔓を巻き付けておるのじゃ。そこから自分の心臓に、精気を転送しとるんじゃ」

…木の、自然…魔法…

拳に、グッと力が入るのが分かった。

「ようするに、ワシは父の栄養源というわけじゃな。ハッハッハ」

笑い事じゃねぇよ…
今までどんだけそれで苦しんで来たんだろうか。
ジジィはこうやって笑ってるけど、無理してんじゃねぇのか?

老いが速くくるということは、死が近付くということだ。

いくら魔人だとしても、死はあるだろ。
もっと長く生きられたはずなのに、何もかもを奪われるなんて…

「ワシはこうやって老いる身じゃ。だから、結婚もしなかった。同じ魔人でも、相手より老いるのが速いのは分かりきったこと。相手を一人にするのは避けたかった。それに、もしワシに子供が出来れば、必ずキジィームに利用される。それだけは…絶対に嫌だったんじゃよ」