「あの一匹狼のケビンが懐いたお方ですからね」
「………」
悪鬼の血を引いた不眠族の珍しい魔人。
ハンターに狙われていたんだ…人に対して不信になっていたに違いない。
そんな奴の心を開いたイーヴルマナク。
悪い奴のはずがないじゃないか…!!
でも、じゃあなんで我の記憶はイーヴルマナクがギルを連れ去ったところを視界に映し出すんだ!?
何が、我に…!!
もどかしい気持ちに苛まれる。
「アシュリー、あまり考え込むのは良くありませんよ」
そう諭してくれたリョクさんをきちんと見ると、真剣な顔になっていた。
はは…まぁ、我は何度も悪い方向に行ってしまったからな。
心配されても仕方ない。


