「イーヴルマナク様は、私達の恩人なの。必ず受け入れてくれる。…省られた魔人を」
悲しげに笑うエアリィに、胸が締め付けられた。
「…オレとエアリィは、同じ時代にこの地に落ちた。オレは…罪を犯したから。エアリィは…禁忌を犯した親の子供だったから。世に捨てられたんだ」
「罪…って…」
どういうことだ?
禁忌は、さっき少し話して貰ったけど…
「オレは、してもいない罪を着せられた。そして…この魔界の裏へと落とされた」
「してもねぇ罪!?んだそれ!!」
馬鹿げてる…。罪を着せられて…ここに来ただと…?
「私は、天使という光の存在と、狼族という闇の存在から産まれた不吉な子なの。だから…嫌われ、そして追放された…」
そう言い涙を浮かべるエアリィに、俺は拳に力を入れることしか出来なかった。


