ふっと優しく笑ったイーヴルマナクは、再び口を開いた。
「その種は、異空間に飛ばされた私の身体から根を張り、動けなくしてしまった。あっという間にな」
種が…病の根源なのか?
「そして…種は私の身体から魔力を吸い取り、この魔界の裏を造り出していった。知らないうちに、ここは魔界から追放された罪人の居場所になってしまっていた」
「勝手に街が造られてったのか??」
「あぁ。それがキジィームの改革だったんだ。罪人を追放すれば、必ず平和な魔界になる…と。それを私に託したんだ。…捨てた私にな」
「ふざけてる…そいつ……!!」
バリバリバリンッ!!
「ケイシ!!お前!!怒りで魔力が暴走してるぞ!!」
クソッ…
俺はひとつ深呼吸して、気持ちを落ち着かせた。


