「あいつは…根本から取り除かねぇと……復讐の芽が出てる……」

ミルハはボソリと呟いた。
アシュレイの、憎悪に満ちた顔に不安を感じていた。

「み、ミルハちゃん?」

「ん?…あは。やっちったぁ〜!!」

「…………………ミルハ、今のはキレるとこやったか?」

「ツルちゃん、分かってないねぇ〜キレるとこだよ、あそこは!!」

「マルも…アシュレイさんのために、ミルちゃんが言ったことは正確だったと思いますです」

「マリリンもそぉ〜思う〜?」

「はい。アシュレイさん、このままじゃダメな気がしますです」

「…アシュリーは…抱え込んで堕ちて行くタイプですからね」

「シュリちゃん……」

ライラは気が気じゃなかった。
アシュレイが心配で堪らなかった。