「大丈夫だよ。ボク…男なのに情けないよね…」
自然と眉が下がる。
こんな顔、見せちゃダメなのに…
「…そんなことありませんです。ライラさんのその涙は、アシュレイさんを大切に思っている証です」
マリスちゃんはボクを見て、ニコリと笑った。
情けない…ボクは…情けない…だけど。
「マリスちゃん、王宮に連れて行ってくれる?」
決心ならもうとっくの昔についていたんだ。
「はいです!!」
「お願いします」
ボウン
「はい!…移動魔法、テレポート!!」
ボクは…情けない自分という名の殻を破るんだ…
大切なシュリちゃんや皆を護るために…
あの人の分まで…シュリちゃんを護れるようになるために…
END


