【ライラ】
グスン…
ボク、ケイシにまで迷惑かけて…何やってるんだろ…
とめどなく溢れる涙に、うんざりする。
今までシュリちゃんを怒らせたことはいっぱいあった。
だけど…こんなに悲しくなったのは…あの日以来だ。
シュリちゃんが心を誰にも見せなくなった日。
あの日のような顔を…今日させてしまった…一番近くに居たはずのボクが。
「最低だ…ボク…」
ボクは、何度目かと思われる涙を、ケイシの上着で拭った。
その瞬間。
バッシャアアアッン!!
!?
何の音?!
突然爆音が聞こえた。
ボクはその音の方向を見た。
「港…?」
さっきシュリちゃんが見に行ってたはず…
もし敵なら…シュリちゃんが危ないんじゃ…?!


