でも、人に馴染めるのは彼なら当たり前だ。 ――――… 「侑希さん?」 「…え?」 「どうしたんスか?めっちゃ険しい顔してましたけど…」 「あ、…いいえ。なんでもないのよ。」 さすがにこんなことを考え出すと無表情ではいられないわよね… 「私、3階の部屋にいるわ。後で蓮士たちに伝えておいてくれない?」 「あ、はい!わかりました!」 弘夜に手を振って、私は3階のベッドがある一室に入った。