段々と上に上がっていくと、上から三番目のところにその墓があった。 なんだか、薄汚れている。 まあ、掃除が仕事なんだから頷ける。 だけど、どうして誰かが来た形跡が全くないのだろう。 私と同い年の女の子なら、友達だって沢山いただろうに。 それに、普通は親が来るものなんでしょう? よく、分からないわね。 私はそう割り切って掃除を開始した。