華〜ハナ〜Ⅱ【完】




はあ……

頭にきたわよ。




「…私ね、覚悟してないときに殴られたのって初めてよ。」




にっこり笑って、話しかける。



「…………は?」

「あなたには、それ相応の責任をとってもらいたいわ。……私を殴るなんて、そう簡単に経験出来ることじゃないからね。」

「…何言ってんの?」





ゴッ…!!!!



「こういうことよ、」




目の前で、女はお腹を抱えて倒れ込んだ。




私が、鳩尾めがけて全力で殴ったから。