二人で並んで、ベンチに座る。 暗く成りきった辺りで、公園の明かりだけが目に眩しい。 「なぁ…侑希、今日の喧嘩、ずっと見てたのか……?」 不意に結都が口を開いて、ドキッとした。 「いいえ、途中からよ……。」 「そうか…。」 結都が、辛そう。 意外で、考えてないことで、驚いた。