「佑希ってさ、なに。天然?頭がいいくせに天然なの?――ウザッ!」

「は?天然?」



旭が仁王立ちをして俺を睨んで来た。
優等生だの、天然だの…。俺は一体なんなんだ。



「ウザッ!…ウザッ!!大事な事なのでニ回言いました」

「は?ウザい?いやお前らの方がよっぽどうざいだろ」



俺がそう言うと、旭と陽哉が「どーも」と照れながら頭を掻いた。…誉めてないし。



「まぁ、佑希は優等生の他なんでもない。強いて言うならウザい優等生!」

「まだ言うか」

「いーじゃんか優等生!俺らにはほど遠い存在だぞ!」