「ったく、お前らそんなんで樹を釣るな。またドアと鍵閉めるぞ」

「…あ、アレも持ってきたんだった!佑希のだぁ~い好きなm「どうぞっ!!」



陽哉が話してた途中で俺はドアから離れ、旭と陽哉を教室に誘導した。

やっふう!メロンパン!やったね!



「結局お前もかよ!つか、今メロンパンのメも言わなかったよ!?『m』でよく分かったな!」

「……俺の、メロンパン愛だっ!!」



俺がそう言った後、横でガリッという音がした。多分樹がペロペロキャンディーを噛んだのだろう。


…珍しい。

いつもはペロペロキャンディーを噛むことなんて絶対しないのに。