「んじゃ、朝飯食おーぜ!あとケーキもあるよ!」

「え?ケーキ?……あ、」



陽哉にそう言われテーブルを見てみると、そこには…俺の好きなケーキが置いてあった。

そして、あの「誕生日おめでとう」と書かれているチョコも乗っていた。


……もしかして、これ誕生日ケーキ…?



「…え、誰の?」

「はあ?見て分かるだろ?

…お前の、誕生日ケーキだよ」

「えっ、嘘、マジでえええ!?」



佑希が「うるさい」と言いながらケーキを分け始めた。

…でも、確かこのケーキは昨日佑希によって潰されたはず。