リビングを見回してみると、ついまであった飾りやケーキなどが見当たらなかった。 「……ガチで夢だったのか」 …いや、妄想か。 きっと誕生日なのに扱いがあまりにもヒドいから妄想に逃げたんだな…。 「いっそのこと誰でもいいからさ、俺の誕生日祝ってくれないかな…」 「おめでとう」のたった5文字だけでいいんです。誰か、誰か…俺を祝って下さい! ……だが、そんな願いは誰にも届かず結局ヒドい扱いのまま夜が明けた。 「…朝だ……」 俺の気分はド最悪。