「ん?……あ、パン無料券のこと?」 「「…えっ!?」」 俺がパン無料券をピラピラさせて見せると2人は目を開いて驚いた。 …まぁ、当然か。 「まっ、まさかお前…パチったのか!?」 「……はい?」 「どうして…どうして、そんなことをしたんだ佑希!!」 「お母さん、あなたをそんな子に育てたつもりはありません…っ!!」 怖い顔をして僕の肩を揺するお父さん。お母さんは泣き崩れて地面にしゃがみ込んでしまった。 …ごめんなさい、お父さんお母さん。僕、パン無料券がどうしても欲しくて……。