さっきとは違って真面目な顔をしてそう言う山田。 …なに言ってんだコイツ。俺だってパン無料券のために絶対勝たなきゃいけねぇんだよ。当たり前だろ。 「…実はな、俺の親父……余命があと1ヶ月らしいんだ」 「え?」 余命が、あと1ヶ月…? いきなりそんなことを言われて驚く俺に、山田がある男の人が写った写真を見せてきた。 …その男の人はニカッと笑っていて、山田にそっくりだった。 「これが、俺の親父」