「…ったく、しょうがないなぁ…着ればいいんだろ着れば」
「Yes!その通おぉーりっ!」
「さすが佑希!素敵よ!その言葉を待ってましたっ!」
「…ウザ」
『――みなさーん!準備は出来ましたか?そろそろ競技を始めたいと思いまーす!』
お、やっと来たか。
その放送が入った途端、さっきまでザワザワとうるさかった生徒たちが一気に静かになった。もちろん、旭と陽哉も。
『あ、ちなみに優勝者には売店のおばちゃんのパン無料券を差し上げまーす!無料券獲得を目指して頑張って下さいねー!』
「なっ、なんだってえええ!?おばちゃんのパン無料券だと…っ!?」


