「俺今から寝るからわからない問題は飛ばしておけ」 「「ほぉーい」」 まぁ、樹が戻るまでは静かにやってるだろう。…たぶん。 そして俺がもう少しで眠りにつくという頃に、陽哉があることを言った。 「ねえねえ、旭。俺今めちゃくちゃ気になってることがあるんだけど」 「え、なに?」 「…電車ってさ、ガソリンじゃなくて電気で動いてるって……ほんと?」 「……」 真剣な顔をしてそう言う陽哉。聞かれた旭は「は?」と小さく言った。 …いやいやいや、当たり前だろ! いくらバカな旭だってそのくらいは……