「んじゃ、行くか」

「「キャッホーイ!!祭りっ、祭りっ!」」

「……」



…コイツらが引いたほうが世界は平和だと思う。


マンションから歩くこと約10分、公園にはすでにたくさんの人で賑わっていた。



「うっわ、見ただけで気持ち悪くなってきた……」

「よし、まずはたこ焼きだな!あ、焼きそばかな。いや焼き鳥っ!」

「ちげぇよ!そこは普通かき氷だろ!いやわたあめかっ!」



人混みに酔ってる俺に気付かず、旭と陽哉はどーでもいい言い争いを始めた。