…だけど、海にも屋台にも陽哉はいなくて見つからなかった。 どこに行ったんだよ、陽哉の奴……。 「おっさん!大丈夫か!?」 「…ん?」 ふと、近くから陽哉の声がした。 急いで声の方に向かってみると、そこには陽哉と知らないおっさんがいた。 「お、俺は、大丈夫だから…っ」 「鼻血を大量に噴き出して大丈夫なわけねぇーだろ!誰か、誰か救急車をーっ!!」 「……なにしてんだアイツ」 陽哉はおっさんのダラダラ流れる鼻血を必殺に止めながら叫んでいた。