「そ、そんなわけで…グズッ、お前らは夏休み補習だ…ヒック」

「なぁ佑希。樹、なんかあったの?」

「……」

「…グズッ」



陽哉が樹の泣いてる理由を聞いてきたがスルーとしておこう。…なんとなく。



「ま、放って置け」



それがアイツを救う手段だと思う。泣かせておけばどうにかなるさ。うん。


――それから無事に夏休みが始まり…今日は、補習一日目。



「つーことで、補習in海ぃいいい!!」

「「イエェエーイ!!」」

「……」