「しかし、不慣れであろうこの砂漠を、数日かけて、貴方は来られた。

彼女の演舞を見せる事は、私の判断で可能だ。」

彼の瞳は、それで納得する様訴えていた。

村民にたいして混乱を避けるためにも、物好きが、ここまで執心の舞師の演目を見に来たとうつしたかったのだろう。


自らの在り方を述べる事が叶わなかった自分に、その譲歩以上の何かを求めることは、できない。


了承の意志を告げた。