恋愛ゲーム



私の前に止まる一台のSUV車。


これが彼の車?


彼ならステーションワゴンとかに乗ってそうなのに。


意外だな〜




私は助手席のドアを開けて
“お邪魔します”
と乗り込む。



車内はシンプル且つ女の影は一切なし!



車が走り出すその前に、
私は彼のいない間に自動販売機で買っておいた缶コーヒーを
“これどうぞ”
と差し出す。



“ありがとう”
と少し驚いた様子を見せて
それをホルダーに置く彼は

「まだ時間も早いしドライブでも行こうか?」

と車のアクセルを踏んだ。