そして、四人の天使たちのもとへ一気に跳躍した。
それに反応した天使たちは短剣をこちらへ投げるが、ラファエルによって全て弾き飛ばされる。
天使たちは短剣から大剣へと持ち替えようとするが、時すでに遅し。
ラファエルは眼にもとまらぬ速さで天使たちとの距離を詰め、その大剣で天使たちの剣をなぎ払う。
しかし、それで終わりではなかった。
天使たちは弾かれた剣を気にもせず、否、最初からそれを予期していたかのように剣を手離し、丸腰の状態で一斉にラファエルに飛びかかった。
『なッ……クッ…!』
天使たちの捨て身の行動にさすがのラファエルも反応できず、遂には捕まってしまった。
『ラファエル様ッ!』
イヴの悲鳴にも似た声が昼下がりの湖に木霊する。
『イヴ来るな!』
イヴの声に引けず劣らず大きな声が響き、イヴはビクッと反応して駆け寄ろうとした足を止めた。
ラファエルの元へ駆けつけたいけれど止められたという状況がもどかしいのかおろおろとするイヴ。
イヴの足を止められたことに安堵するラファエルだが、三人の天使にそれぞれ背後と両サイドから羽交い絞めにされ成すすべもない。
『お前たちの目的は何だ』
『お前の…イノチ……』
ラファエルの目の前に立った天使が初めて口をきいた。

