「もしかしてあの方は…」
「私です」
畏れ多くも指をさしながら少女の方を向けば聞くより先に答えられた。
やはりこの少女は神だったのだ。
「やっと信じてくださいましたか?」
「はい」
と答えたものの、何故あのような姿なのだろうか。
ニッコリと笑う神は子供の笑顔そのもの。
時が経って老いがくるのは自然だが、神は何故か若返っている。
聞いてみようかと思ったが、今はこの成り行きを見届けよう。
『また貴方たちですか、ミカエル、ラファエル』
神は神座に背を預け、呆れた口調でそう告げる。
その声を向けられたミカエルは慌てて跪き、握った拳を地面につける。
『神よお見苦しいところをお見せしました』
深々と頭を下げるミカエルに続き、その場にいた者は全て神の前に跪いた。
ただ一人を除いて――――
それに気づいたミカエルは慌てて声を上げる。
『ラファエル、貴様も跪け』
声をかけられた当の本人ラファエルは地面に足をつけたまま微動だにせず言い放つ。

