そんなことを考えてるうちに曲が流れはじめた。

―~~♪♪

あ、この曲奈菜とあたしが好きな曲だ。

休み時間とか二人で歌ったりして。

「あ!!この曲誰がいれたの!?」
―…ほら、奈菜何てもうくいついてるし。


「え!?俺ですよ??」

そういっててをあげたのは
純くんだった。

「んー、じゃああたしも一緒に歌うー♪」

「別にいいですよ」

え、、、でもこれぐらい仕方ないよね。
奈菜はもうこの曲に夢中だし…


イントロが終わり
純くんの心地よい低音と
奈菜の透き通った高音が混ざりあう―…


私の心のなかには
ただ単にきれいだと感動している心と共に
ずるい、と嫉妬がわきあがってるのがはっきりとわかった。


…なんで私はこんなに嫉妬深いんだろう。
なんで私はこんなに重いんだろう。