2時間ぐらいケータイの送信画面とにらめっこした結果、
結局あいたいっていう感情が
送信ボタンを押した。



あぁあ…送っちゃったよぉ~…

全身に入っていた力が抜けた。

…やっぱり断られるかなぁ…………………

自分で送信したくせに涙目になってるし。




~~~♪♪♪
ケータイの着信音が部屋に鳴り響く。


うわぁ!?!?

私のケータイはいつもマナーモードだからケータイを落としそうなぐらいビックリした。


純くんからかな……


期待しながらケータイを開く――………
でもその期待は報われず、
ディスプレイにあるのは
『由奈』の文字。


少しだけがっかりしてケータイ再びとじた。