「…何言ってんの。最高に静かで安らかな2人だけの場所だよ?俺は情けない話こんなだけど、2人で居られる時間、貰ったみたいで嬉しいよ。つーか、落ちたの俺のせいだけど(笑)」
私は静かに、紫雲が木に寄り掛かって座る姿を見つめた。
…紫雲…
「もう、紫雲…好き」
「ははっ…この状況で?」
私の言葉に、眉を下げながら笑う紫雲。
「この状況だからこそ、感じる物があったんだよ」
すごく…ね。
「…俺も、俺も昴が好きだよ。言っても言っても止まらない。言い足りないよ、俺は」
木々の間から星を眺めながら、紫雲は言葉を紡ぐ。
「私も、どうすれば想いの丈が伝わるんだろうって、いつも思ってる。言葉にするのは、難しいから」
私も紫雲と同じように、木に寄り掛かりながら、星を見つめた。



