「ガフッ…グァ…」
「「え………」」
目の前に現れたのは、人じゃなくて…獣。
いやいや、羅々の中身が出て来たとかーそういうパターンだよね。
うん、だよね。
羅々の中身って、獣だし。
「ってぇーんなわけないでしょっ!!どう考えても熊だよ!!」
「何独り言言ってんの、昴!!逃げないと!!」
「ガオォオォ!!」
「「ぎゃ、ギャーーー!!」」
シュタタタタタッ
「ガオ、ガオ、グアァ!!」
「お、追い掛けて来てるよ紫雲!!」
「ちょっと昴!!前見なって!!危ないから!!…てか、ほんともう…俺って…何に邪魔されてんだろ…(泣)」
「し、紫雲!?何かブツブツ言ってるけど大丈夫!?」
「…うん。でも俺は、前向きに生きるから…!!」
紫雲にこの短時間で何があったんだ!!
何か泣きながら微笑んでるんだけど!!



