その翌日。

私と羅々は紫雲を置いて、普通に登校していた。
菫達は1日ですっかりこの学校に馴染んだようで、昨日から…

「菫先生、ここ教えて下さい〜」
「結木先生、彼女居るんですかぁ?」
「珠輝ちゃん、みほみほって子珠輝ちゃんの何?」

…質問攻め。
2年の担当なのに、何故か1年女子が群がっているという有様。

3人は終始この状態なのに、笑顔を崩さない。
雪梛に至っては、最初から笑ってないけど(笑)

「すごいねぇ〜すみにゃん達(笑)」

「大学でもこんな感じだったんでしょ?多分」

「だろうね〜(笑)」

私達はその集団を見てため息をつき、先を急いだ。

しばらくすると、

「昴ねぇ〜!!」

聞き覚えのある声。
いや、もう愛しの架唏琉だよっ!!