「だって〜渉も今年で21でしょ?もうそろそろフィアンセが欲し「要りません」…うん。そうですよね…」
ケラケラと笑いながら言っていた父様は、渉にぃの真面目な返事に押し負けた。
「渉?昴すばる言って…流石に妹離れしたら?いい機会じゃない?」
母様は負けた父様を放り、渉にぃにそう問い掛けた。
「……母さん…ですが俺はまだ…」
「大丈夫よ。心配しないで。あたしが素晴らしく綺麗な人、紹介するから」
有無を言わさ無い母様の威圧。
「………………考えさ「大丈夫だから」………はい…」
負けた…渉にぃ、母様に負けた…!!
「キャハハハッ渉、ちょーうけるんすけど!!マジで…ぶくくっ」
茅玻琉はそんな渉にぃを見て、大笑い。