「あ、お、お、俺で良かったら食べませんか???」


 と1人の男の子が話しかけてきた。


 あたしは嬉しくなって目をキラキラと輝かせる。


 すると横から







「おい、お前、俺と食うって言ってたじゃん。」


 と声がし、声の方を見ると


「悠・・・・・。」


 そう、そこには悠が立っていた。


「さ、行くぞ。」


 悠はそう言うとあたしの腕を引っ張る。








「待って!!!あたし、悠の事誘って」「良いから、行くぞ。」


 あたしが“誘ってないんだけど”と言おうとしたら、悠がそれを遮った。


 そのままグイグイと腕を引っ張られる。


 抵抗を試みるが男の力に勝てるわけもなく、あたしの体力が減るだけだった。