「この学校、広すぎなのよーーーー!!!!!!!!」


 と叫びながら、なんとなくの勘で歩く。


 しばらく歩くと広場のような所へたどり着いた。


「ここ、どこ???」


 と思っていると


-トントンッ


 と肩を叩かれた。


 振り向くと


「ねぇ、君、桃山愛ちゃんだよねー」


 そこには、金髪系の髪色をした男が居た。


「そうですけど・・・。」


 と言うと


「迷ったのー??案内しよっか???」


 と言われた。


「いえ、いいです。」


 あたしは断ったのに何故か金髪男はあたしの腰に腕を廻した。


「あの、手。」


「いーから♪良い子にしてなよ・・・♪」


 その男はニヤッと気持ち悪く笑った。


 その時、悠の「どうなっても知らんぇ。」と言う言葉を思い出した。


 悠が言った事はこの事だったのか・・・。


 って事は・・・あたし今、ヤバイじゃん!!!!!!!!!


 と思ったときにはもう遅い。