翌日、家から出るのが怖かったけど、明るいうちに外出し、当分の食料と柳田さんに御礼の為に持って行くお菓子を買った。 柳田さんのインターホンを押す。 出て来たのは、息子さんで確か小学5年生くらい。首から小さい双眼鏡をぶら下げ、手にはとても立派な一眼レフというのかしら?カメラを持っている。 『なんですか……?』