私は、ゴクリとジンライムを喉に流し込み、


『あかねは、どうなの?なんか面白い話しはないの?』


あかねの、特定の彼氏の話しは聞かない。
そう、不特定なんだ、いつも。


『ん〜、ないなぁ〜。』

綺麗な茶色の艶やかな髪をかきあげ、ニヤリとしたあかね。


『あ〜!ないなんて嘘でしょ?なんかイイ男見つけたんでしょ?』


あかねの今の顔は、絶対に何かある時の顔だ。