『あっ、ま、ま、まだまだあるよ、このリュックの中、全部キミの写真』 嬉しそうに語る藍田に付き合っている暇はなかった。 私は、手に持っていた写真の束を叩きつけ、藍田を押し退け、ドアの外に出ようとした。 −−ドンッ!!−− その瞬間、私は突き飛ばされた。 部屋へ押し戻されたんだ。 『なっちゃん、何してるの?』