『ねぇ、リサさん、ここから出たくないの?』 『一緒にどこかに行かない?』 そう、リサを使って脱出するんだ。 この鎖さえ梳いて貰えたら…… あとは自力で絶対に絶対に脱出してみせる。 こいつらは皆、警察に捕まり、私は以前のような生活に戻るんだ!! 『リサさん、アイツが好きなの?愛してるの?』 今まで全く聞いていなかったリサの肩が今の質問にビクッと震えた。