闇のプリンス ~オオカミと死の女神~《休載中》


受け取って中身を出すと、チケットらしき物が入っていた。


「パーティーの招待状。チケットになってるから、当日はこれを持ってきて 」


パーティーの…招待状…


なんだかワクワクして、ドキドキし出して、胸が弾む。


「私なんかが行っても…いいの? 」


「…楽しい夜にしような 」


そう耳元でささやくと、私の肩をポンと叩いて去って行った。


え、え?!


今のどういう意味?


質問の答えになってないよね?


しかも、楽しい夜って……えっ?!え!!


どうしよう…
ドキドキしてきちゃった。


久しぶりにまともに話せた嬉しさと、魅力的な彼に顔も胸も熱くなっていた。