美人!


その言葉に、ちょっと嫉妬する。


私はそんなこと言われたことないのに。


仕方ないけど、やっぱりヴァンパイアにも異性とかそういう感情はあるのね。


「拗ねてんの? 可愛いな 」


そうクスッと悪戯に笑って、私の頭をクシャッと触った。


か、可愛い……?///


今のはわざとだ!


言われたことないって言ったからわざと使ったんでしょっ!


馬鹿にしてっ///


さらにギュッとくっつく。


ルキアの匂い、安心する。


「ゴホン。 席を外そうかい? 」


モーガンが咳ばらいをして、目を細めながら私たちを見ている。


しまった!


モーガンいたの忘れてた///


私ったら、人前で抱き着いたりなんかして。


我に返り、慌てて体を離す。