「や……八木橋くんっ!!」 「お、よく思い出したなー。正確だよ。俺の名前は八木橋 紫苑。今度は忘れないでくれよ?川口 菘さん?」 むっ。 何よその子供を宥めるような言い方! もしかして八木橋くん、塾講の先生とかなの? 「いや違うよ。俺、そんな頭良くないから。今はしがない営業マンさ。マジで大変だよサラリーマンって。いっつも怒られてばっかだしさ…」 えー。 こんなカッコイイ営業が来たら絶対商談成立すると思うんだけどなぁ。